【ミニサイズで王道のトーン】Valetonレビューその1″Tube Engine”
- 2015-01-19 (月)
 

低価格・省サイズの実用的TS系ペダル
“VALETON”のミニサイズ歪みエフェクター動画を、先日2本同時公開して好評をいただいています。
				その中から今回は緑色のオーバードライブ“Tube Engine”をレビューします。
なお、この動画に関するキャンペーンがTwitterで実施されています。
				なんとTube Engineが抽選で当たります。
				キャンペーン詳細は下記URLをご参照ください。
				キャンペーンは終了しました。
- 当てよう! Twitterキャンペーン2015
 - http://item.rakuten.co.jp/ninevolt/c/0000001593/
 
それではまず動画をお楽しみください!
VALETONE TUBE ENGINE – Vintage Overdrive
- Music / Movie / Cast
 - cloudchair
 - Cinematography by
 - Yusuke Maehara
 - Thanks to
 - VALETON
 - Lep International
 - PURUS Picks
 
TUBE ENGINE
TUBE ENGINEは、最も有名なグリーンカラーのヴィンテージTSオーバードライブペダルのサウンドを再現した、ミニサイズドライブペダルです。JRC4558チップが、オリジナルの味わい深いオーバードライブサウンドを作ります。スムースでチューブライクなオーバードライブを、どんなクリーンアンプでも作ることができます。アンプや他の歪みエフェクトをプッシュするゲインブースターとしても最適です。
さらに、オリジナルモデルを超えるTreble/Bassの2バンドEQを搭載し、積極的な音作りをサポートします。特にTUBE ENGINEのサウンドは、常にヴィンテージTSサウンドを意識させながら、ギターのヴォリューム操作やピッキングの強弱を表現でき、高いゲインセッティングからでもゲインを下げてクリーンへと戻すことができます。中域が強くなりすぎたりすることもなく、バランス良く前に抜ける音です。
2バンドEQは強力で、特にローエンドの可変幅が広く、ベースにもお使いいただけるほどのローブーストが可能です。ローダウンチューニングや多弦ギターにも最適です。
また、トゥルーバイパスフットスイッチとすることで、バイパス時にギタートーンに余計な影響を及ぼしません。特徴
・伝説のTSオーバードライブサウンドを再現
・JRC4558チップを搭載
・100%アナログシグナルパス
・トゥルーバイパススイッチング
・アルミニウム合金によるダイキャストケース
・高耐久性のメタルフットスイッチ
・扱いやすい4つのコントロールノブ
・アンプやペダルをプッシュするスムースなチューブライクドライブ
・オリジナルを超える2バンドEQを搭載
・ローノイズレベルSpecifications
消費電流:45mA
サイズ:93mm(D)×50mm(W)×46.5mm(H)
重量:175g
デモの設定とレビュー
上記デモ映像で使った機材は、アンプがFender Twin Reverb。
				ギターはLine 6 JTV-69 (James Tyler Variax)です。
				基本的にブリッジ側のハムバッカーを使用、”Clean Boost”と”Fat Boost”のみネック側のシングルコイルで弾いています。
				そして木製ハンドメイド・ピックPURUS Picksを使っています。
それではデモでの設定を紹介しながらレビューしていきます。
Basic Setting
- Volume
 - 12 (時方向)
 - Overdrive
 - 12
 - Bass
 - 12
 - Treble
 - 12
 
まずは全てのノブを12時に。正にTS系の歪みです。
				中域が強調されたマイルドなトーンです。低域・高域ともに抑えられてヴィンテージ的な質感になります。
				コンプ感は強めで、TSらしいアタックの感触です。
				クリーミィで湿り気を感じる王道のトーンです。
Clean Boost
- Volume
 - 4
 - Overdrive
 - 7
 - Bass
 - 12
 - Treble
 - 2
 
Overdriveを絞り切ってクリーン・ブースター的に使ってみました。
				柔らかく甘いクリーン・トーンです。コンプ感の強さがより良くわかります。
				サスティンやタッチの質感は、まるでコンプレッサーのような感じすらあります。
Fat Boost
- Volume
 - 3
 - Overdrive
 - 7
 - Bass
 - 5
 - Treble
 - 12
 
Clean Boostと同じゲイン設定のまま、2バンドEQでトーンを変えました。
				ここではBassをフルにしてファットなブースターとして使ってみました。
				シングルコイルで弾いていますが、フルアコのような箱鳴りのニュアンスさえ感じるふくよかなトーンになりました。
Crunch Rhythm
- Volume
 - 2
 - Overdrive
 - 10
 - Bass
 - 3
 - Treble
 - 3
 
クランチ設定です。
				TrebleとBassが12時の状態だといかにもTS的なミッドレンジ寄りのトーンですが、双方をブーストしていく事でレンジ感を広げる事が出来ます。
				3時にするとファットかつオープンな感じでコード・カッティングに合うトーンになります。
Mid Rangy
- Volume
 - 3
 - Overdrive
 - 3
 - Bass
 - 10
 - Treble
 - 10
 
今度はTrebleとBassを下げて、トーンを中域にフォーカスしてみました。
				ミッドレンジ中心のTSらしいトーンですが、甘さを残したまま抜けを良くする事が出来ます。
Hot Lead
- Volume
 - 3
 - Overdrive
 - 5
 - Bass
 - 2
 - Treble
 - 4
 
Overdriveを最大にしてリードを弾きました。
				TrebleとBassの2バンド仕様はかゆい所に手が届く感じで音作りしやすいです。
総評

王道のTS系です。
				太さや甘さを感じさせるヴィンテージ志向のトーンは本格的だと思います。
				歪みの幅はTS系に求められる範囲を適度にカバーしています。
そしてこのモデルの個性と言える2バンドEQは実用的と感じました。
				基本的なトーンが決まった後に、Bassで太さを・Trebleで明るさを、という感じで微調整出来て音作りしやすいです。
				BassとTreble、どちらも効きが幅広いです。
				ちなみに絞り切った所と振り切った所のそれぞれで割と急激なカーブがあり、多少極端なトーンも出せます。
このモデルの狙いは「ヴィンテージTSトーンを使いやすく」という所だと思います。
				ヴィンテージ感の味付けがわかりやすく強めで、その傾向のトーンが欲しい時には即効果を発揮するでしょう。
その反面、トランスペアレント系のようなモダンなトーンはカバーしていません。
				ハイファイ的な解像度の高さやレンジの広さを求めるペダルではないですね。
				あとはデザイン面の中華感(?)が好みの分かれる所でしょうか。
かなりリーズナブルな価格で、一般的ミニサイズ・ペダルより更にコンパクトな筐体ながら、十分に使えるクオリティのオーバードライブです。
ナインボルト | VALETONE TUBE ENGINE
ナインボルト | VALETON DARK TALE
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