最狂ペダルメーカー “Fluxmachines”【日本初紹介】

  • 2015-09-10 (木)

Fluxmachines Teaser

突き抜けたデザインとカッコいい歪み

ブッ飛んだエフェクター・ブランドを紹介します。
“Fluxmachines” ドイツのアーティストGugu Fluxによるハンドメイド・ブランドです。

4機種を簡単に紹介する動画を制作しましたので、まずは是非ご覧くださいませ。
突き抜けたデザインのペダルと、カッコいい歪みをお楽しみください!

Music / Movie / Cast
cloudchair
Cinematography
Yusuke Maehara
Thanks to
Fujigen
ミュージックランドKEY
One Control
PURUS Picks
Sfarzo Strings
Steel Drops
Garret Works

このFluxmachines、現在日本ではまだ私しか所有していません。
そもそも基本的に流通はしておらず、入手方法は直接オーダーする形になっている為、かなりレアなアイテムといえます。

私がFluxmachinesを知ったのは、SNSで見かけたこのペダルの写真がきっかけでした。
Fluxmachines Slver Arrow
いかがですか。個人的にここ数年で最も衝撃を受けたデザインでした。
このペダルを見て興奮した私は即座にコンタクトを取り、結果4つものペダルを入手したのです。

しばらくしてドイツから届いた箱を開けた時の衝撃。
あまりにもユニークなデザインのペダル達に度肝を抜かれました。
しかも全ペダルの裏面に私の名前が彫られていて、更に感動しました。

そして肝心の音は、ルックスのインパクトに負けないものです。
清々しいくらいに激しい歪みは、スイッチを踏んだ瞬間に高揚させてくれます。
それでいて音が太くて味わい深く、即座に気に入りました。

それでは4つのペダルを簡単に紹介します。

Metal Maker

Fluxmachines Metal Maker
ハイ・ゲインのディストーションです。
コントロールはToneとVolumeの2つ。後に紹介するVelvet ViolinとDr.Fuも同じコントロール構成です。
太く、メタリックな質感で強く歪みます。
Volumeの位置で音量だけでなく音色も変化します。低めだと中域が削られた鋭いトーン、フルアップ付近では逆にミッド・ブーストされたウォームなトーンになります。
動画ではVolumeを6時方向、Toneはフルにしています。

Velvet Violin

Fluxmachines Velvet Violin
こちらもハイ・ゲインのディストーション。
前出のMetal Makerがタイトな方向性なのに比べて、こちらはスムーズな歪み方です。
中域が豊かな図太い歪みです。サステインも長く、リード向きの歪みといえるでしょう。
動画での設定はVolumeが4時、Toneが12時です。

Dr. Fu

Fluxmachines Dr. Fu
最狂に愛らしいルックスのファズです。
顔に見立てたデザインのエフェクターはいくつもありますが、さすがに毛が生えたペダルはまず無いでしょう。
ツマミに目盛りが無くて扱いづらいと思いきや、実はワンポイントで蓄光塗料が塗ってあり、それが目盛り替りになっています。(たまたま暗い所に持って行った時に気付きました)

図太くエッジ感の強い、激しい歪みです。ギター・ボリュームへの反応が良く、手元の操作でクランチやクリーンも出す事が出来、それぞれなかなか味があって使えるトーンになります。
動画では最初のクランチ・トーンでギター・ボリュームを4、大きくグリスする所で10にしています。
ペダルの設定はVolumeが1、Toneが11です。

Oscilla 7

Fluxmachines Oscilla 7
ひときわ大きなこのペダル。ディストーションにオシレーターを加えたエフェクターです。
動画の通り、自己発振します。ギターのボリュームとトーン、スイッチによって発振音のピッチや音色が可変します。
3つのツマミはVolume, Tone, そして発振の感度を調整するFluxx。
その横に並ぶ3つのトグル・スイッチはFluxcapacitorsという、発振音に変化を加えるものです。
そしてフット・スイッチは5つ。On/Off、ゲイン幅を切り替えるDens、踏んでいる間のみ不規則なシーケンスのモジュレーションをかけるSfx、前出のFluxcapacitorsをオン・オフするCaps、そして発振をオン・オフするOscです。

とにかく、ご機嫌なノイズ発生機です。
通常のディストーションとしてもカッコいい歪みで使えます。

どれもお気に入りのペダルです。
新バンドTHE MORTALのレコーディングでも使用しています。


さて、Fluxmachinesは今後も流通の予定が無く、日本への進出も未定です。
通販での入手は可能ですので、興味のある酔狂な方は下記ウェブサイトからコンタクトを取ってみてください。ちなみにウェブサイトも強烈です。
入手について私への相談も、お気軽にどうぞ。
是非この衝撃を分かち合いましょう。

Fluxmachines [エフェクター・ページ]
http://www.fluxmachines.com/
GuGu Flux [アーティスト・ページ]
http://www.guguflux.com/

動画での使用アンプ | Hughes&Kettner GrandMeister 36 [ミュージックランドKEY]

HK_GM36

関連記事

Return to page top