コンパクトで実用的なスイッチャーStudio Daydream “TRIGGER 3 V4.0”

  • 2021-10-14 (木)

サイズ・使用感・機能性のバランスに優れたスイッチャー

Studio Daydreamのスイッチャー”TRIGGER 3 V4.0″を紹介します。
これはコンパクトな筐体に3つのループを搭載したスイッチャーです。
機能をごくシンプルに説明する動画を制作したので、まずは是非ご視聴ください。

1分でわかるStudio Daydream “TRIGGER 3″【超コンパクトな3ループスイッチャー】

使用機材

ギター
APⅡ MAF-8120GP
ギター・アンプ
Kemper Profiler :(使用モデル:Fender Deluxe Reverb)
ペダルボード
Studio Daydream JRM-OD V4.1(オーバードライブ)
Studio Daydream DHYANA V2.1(オーバードライブ)
Studio Daydream KCM-OD Gold V9.0 -Extremely tuned-(オーバードライブ)
Studio Daydream JCTBx2 V2.0(ジャンクション・ボックス)
BOSS TU-3S(チューナー)
Anasounds K+ Power Source(パワー・サプライ)
Pedaltrain Classic Jr(ペダルボード)
Pedaltrain Hook Loop Love(ボードに貼ったカラフルなベルクロ)
OYAIDE NEO ソルダーレスケーブルキット(パッチケーブル)

3系統のセンド&リターンループを備えたスイッチャーです。
Rev.4へのバージョンアップでよりスリムになり、ボード上の僅かなスペースへの組み込みにも最適です。
アクティブ回路を経由しないトゥルーバイパス方式を採用、内部の切り替え機構にはメカニカルリレーを使用しトゥルーバイパスながら切り替えノイズを最小限に留めています。
今バージョンから新たにスイッチの発光モードと切り替えモードの選択が可能になっています。

公式ページより

レビュー

まず非常にコンパクトなサイズ(45x185x57mm)で洗練されたデザインが特徴的です。ペダルボードを圧迫しない大きさなのでシステムに組み込みやすいと思います。コンパクトながらフットスイッチの間隔は適度に取られていて踏み分けやすいです。このフットスイッチがソフトタッチで凄く軽やかな踏み心地で、私はとても気に入っています。踏み込み時のポップノイズもかなり静かです。動画ではそのスムーズで静かなスイッチングを確認出来ると思います。そしてフットスイッチを囲む大型LEDも視認性が高いです。これらフットスイッチやLEDは上位機種”TRIGGER 6″譲りの仕様です。より多いループ数やプログラマブル・タイプが欲しければそちらの機種がお薦めです。(“TRIGGER 6″を使った動画はこちら

“TRIGGER 3″はノーマル・モードとシングル・モード、2種類の動作方法を選べます。ノーマル・モードはシンプルに各ループをオン/オフします。そしてシングル・モードはいずれか一つのループだけがオンになります。ワンアクションで切り替えられるのは便利で使い所が多い機能です。各ループで全く違う音作りをして瞬時に切り替える用途などに活かせるでしょう。私はよくペダルの比較を行うのですが、”TRIGGER 3″を使えば一発で切り替えられるので何度も繋ぎ変えたり踏み分けたりする手間が省けます。プログラマブル・タイプのスイッチャーでも同様の事は出来るのですが、スイッチャー自体が大き過ぎたりするとちょっと面倒に感じたりするのです。その点”TRIGGER 3″のサイズ感は手に取るまでのハードルを下げてくれるように思います。

今回の機種から発光モードを3種類選べるようになりました。デフォルトでは青=オン/赤=オフで常に視認性が高い状態ですが、光っていると赤でも青でもオンと錯覚してしまう可能性もあるかと思います。その場合には消灯=オフ/青または赤=オンに設定すれば問題ないでしょう。

サイズ感・使用感・機能性のバランスに優れたスイッチャーです。そして価格もかなりリーズナブルなので導入しやすいでしょう。ペダルボードの使い勝手を上げたい方に、またスイッチャー入門機としてもお薦め出来るアイテムです。

モードの設定方法などは下の動画をご参照ください。

StudioDaydream TRIGGER3 新機能



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